10月31日、5ヶ月間続いた20世紀最後のエクスポが幕を閉じた。“人間、自然、技術”をメインテーマに180余りの国と団体が参加し、来場者は延べ1800万人。目標の4000万人には遠く及ばず25億マルク(約1250億円)の赤字を出し、運営見通しの甘さが指摘されている。開幕前の宣伝不足や、人々を強くひきつける魅力に乏しかったことなどが原因だが、訪れた人が得たものの価値と赤字額を秤にかけるのは難しい。
エクスポ会場は広大ですべてのパビリオンを見るには少なくとも3、4日が必要。1日では数えるほどしかまわることができなかったが“環境と日本”にテーマを絞って見てきたのでその様子をレポートしたい。エクスポはあくまで“祭典”であり、展示内容は一般見学者用のもの。エクスポでなければ見れない特別な内容がたくさんあったわけではないが、これから世界が進むべき方向についての示唆に富むものだった。
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会場内には2本のゴンドラ、3路線のバス、有料貸し出しの電気カートがあった。しかしEXPO内の交通機関は数が少なく、どこも利用待ちの長い列。未来の地域交通モデルとなるようなアイデアと試みが欲しかった。
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